日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

よしなしごと2

・本日は打ち合わせ。終了後、ライター陣との食事の席で、へそのゴマを引き抜いた話をしたところ、HRBYSさん大受けした。あれはゴマをオリーブオイル乃至はベビーローションでふやけさせたうえで引き抜くのだが、ふやけるのを待つあいだ、自分が部屋で横臥している様がひどくマヌケに感じられたらしい。涙を流して笑っていた。あんなに受けるのなら、今後は持ちネタとして有効活用させてもらおうと思う。なお、このような話題を唐突に振ったわけでは決してなく、筋道を作ったのはこの女である。
・そして帰宅して腹を壊した。なんとか丈夫にならぬものだろうか。
・「座位」で検索して当ブログを訪問された方がおられた。
・例の結婚詐欺女の画像を見たが、なお凹んだ。この事件は目を背けたくなる事象が集約されすぎている。
・例のホームレス襲撃学生、自作自演だったかどうかは不明だが、いずれにしても某社の内定は取り消されるだろう。ネットユーザーの怒りは激しく、実名や顔写真を曝しあげたまとめサイトまで出来ている。まずは「ネットは怖い」「規制せよ」と言わず、なぜこれだけ怒りが噴出するのかを考えたい。こういう際に官憲は役に立っているのかどうか不明であり、マスコミは報じるべきことを報じず、一般に生じた義憤の行き着く先がない。だからこうなるので、感じるのは、人権やら民主主義やら、要は近代主義の限界である。人は理想のみにて生くるにあらず。「友愛」を説く某国の宰相はこの言葉を噛みしめよ。