日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『視点』終了

・ご来場いただきましたすべてのお客様に感謝いたします。ありがとうございました。 ・とにかく楽しい一週間、いや、一ヶ月だった。優秀な役者との仕事は楽しい。はじめて出会う人々との仕事は楽しい。はじめて出会うお客様との交流は楽しい。得難い機会を与…

五日目、そして最終日

・昨日ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。 ・時間がなくて短めです。本日最終日は予約満員札止め状態です。キャンセル待ちにて、若干の当日券が出ます。お待ちいたしております。

四日目

・実はいちばん緊張した日だった。自分の唯一にして無二のゲイの友人がソワレに来場することになっていたからである。見ていてそんなに愉快ではない自作ではあるが、今回は特にそうだし、扱っている題材が題材である。本番中はアユム君から命じられてカメラ…

三日目

・初のマチソワ公演だったが、あっという間に終わってしまった。一日が早い。MUもミナモザも演出が粘りに粘っており、われらは「余裕」っぽく見えるらしいのだが、決してそんなわけではなく、自分の作風では細かく所作をつけても仕方ないからである。画像は…

二日目が終わる

・会期中唯一にして最後の夕方小屋入り日である。ここぞとばかりに整骨院に行き、薬局に行き、仏花や供物を買い、わずかに仕事して(もうしわけない、各方面)、劇場へ。自分は小屋入りしたら最低限しかダメを出さぬ主義なので、必要なことだけ伝えて本番を…

そして初日の幕が開く

・人の仕込みの現場を体験するのははじめてである。しかも一日仕込みは久しぶり。アユム君の働きぶりを見ていると、ふだん自分がいかに楽をしているかがわかる。というか初演出のときにはじめて舞監と制作に入ってもらい、「これなら俺にも出来る」と実感し…

いつの間にか小屋入りではないか

・第二回合同稽古もつつがなく終了、ついにMUの「無い光」が全貌を現す。これが予想通りの良作で、近年のアユム君の作品のなかでも出色と言って良い。宮嶋さんもいままで見たMUのなかで断トツで面白かったですと言っていた。MUのファンの方はお見逃しのない…

誰もが宮川珈琲と語りたがっていた

・気がつけば合同稽古から一週間である。関係者が皆ブログやツイッターで言及するなか、俺と平山だけスルーかよ的展開になってるので、ここはなんとしても触れておかねば。 ・とはいえ他団体の作品内容を勝手に言及してネタバレになってもいけないので、あま…

そういえば台本を書き終わったのである

・けっきょくオリジナルの『クィアK』は微塵も残っておらず、完全なる新作となった。テーマも変わっており、感覚的に同性愛が理解できない方とはおそろしく遠い作品になった気がする。じゃあおまえは理解できてんのかって話だが、これに関しては、基本自分…

そして稽古が始まったわけだが

・台本は完成していないという有り様。三人揃えて、進捗したところまでやってもらったのだが、想像以上にカオスであった。細かく止めて細かく芝居つけて行こうと考える俺。ああ、まるで演出家みたいじゃないか。しかし毎度のことながら、ほんとに毎度のこと…