日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

クィアK

・『クィアK』は昔書いてお蔵にした戯曲のタイトルである。元の台本に日付を書き込んでないので、どれだけ前に書いたか不明だが、キャストに磯貝、平山、川口、高橋を想定して書いたので相当前、2000年代前半であるのはまちがいない。わからない方のために…

一枚の写真

男だらけの芝居、女だらけの芝居

・九月の『視点』でご一緒する今里真くんと宮嶋美子さんがそれぞれ客演する芝居を観る。奇しくも同時期、奇しくも男しか出ない芝居と女しか出ない芝居であった。 ・パラドックス定数の『元気で行こう絶望するな、では失敬』は、男優二十人が奏でる青春群像劇…

社会復帰への道

・打ち合わせなどにぼちぼち出席しはじめる。読むべき本、見るべき映画、行かなきゃならない芝居が多すぎ。とりあえず明日は三鷹でパラドックス定数です。 ・白石晃士の『パラノーマル・フェノミナン』と『グロテスク』を見る。『パラノーマル』は白石みずか…

公演終了

・最終日、昼の回のゲストは水牛健太郎さんと北嶋孝さん。水牛さんが殺人というものを社会学的、文明論的な視野でとらえられたり、小劇場でそうしたモチーフをとりあげるカンパニーが相次いでいることの興味深さを指摘されたりする一方で、北嶋さんは高木の…