日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

この家に生まれてよかった

・自分で自分のことを「すげえ」というのが苦手だ。芝居などというものをやっている以上、自分が作ったこの作品があなたにとっても価値があるということを喧伝しなければならない。こうした言葉がどうしても出てこず、要は自分の言葉はあくまでも作品を創る…

本日初日

・酷い話だ酷い話だとつらい気持で書いた物語を寺十さんは「愛についての話だ」と言い、事実作者を泣かせてみせた。作者だからこそ泣いたのかもしれないと思ったが、奥野も秋澤さんも泣いたと言うし、見学に来た外山弥生も泣いていた。制作の林さんは「いま…