日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

人と人とは

・シアタートラムで『同じ夢』を観て、アートステーションZで有志の方とおしゃべりをするという土日だった。 ・『同じ夢』を一緒に観に行ったのはこの人で、今年で二十五年のつきあいになる。友人でいちばん古いのがここのマスターで、四十五年目。次が安藤…

本を読め、空気を読むな

・書店員時代、態度も悪く物言いも横暴な女子高生のグループがいて辟易していたのだが、集団だと横柄な彼女たちも、ひとりになると突如として頼りなくなり、まともに口もきけなくなるのが不思議だった。あるいはよく買い物に来るヤクザがいて、ひとりだとお…

悲しい夢

・ひどく悲しい夢を見て夜半に目覚めた。それはもう絶対に実現するはずのない出来事で、決して笑顔で語り合うはずのない人びととたのしい時間を過ごしていた。なぜいまこんな夢を見るのか、わかるようでわからない。いや、わかっているのだ。わかっているが…