日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

2011-01-01から1年間の記事一覧

13人目の医師として

・ひょんなことから熱帯の黒川麻衣さんにご指名を受け、四ヶ月にわたって交換ブログをおこなうこととなりました。お題は「懐かしのテレビドラマ」。さっそく最初のエントリを投稿しましたが、極私的な内容に読者がどれだけついてきてくれることか。若い人に…

自分がブログを持っていたことを忘れていた件

・さっぱり更新する気にならなくてな。気づいたら忘れてたわ。 ・書くことがなくはないのだが、もっぱら仕事で書くことがありすぎて、こちらに書く余裕がない。四月新番ふたつと『カップルズ』の台本を書いています。もうひとつ増える可能性あり。ありがたい…

再演というものをおこなうと

・おのずと昔のことを考えるようで、やたらと初演のときのことを思い出す。あのときは池畑さんなどはとても苦労したろうが(リサカ役でえんえん食べ続けていたため終演後に10キロ肥った)、キャストは総じて皆楽しんで演じており、自分も嫌な思い出はない。 …

不良性感度

・因幡屋通信さんは「暗黒地帯」以来うちの芝居を見てくださり、毎回丁寧な感想をアッブしてくださっている。単なる批判ではなく常に前向きなご提言で、今回もまたそうで有り難いかぎりなのだが、いつも結論がおなじなので、さすがにひとこと申し上げておき…

いまさらながら公演終了

・最終的には総計744人のお客様にお越しいただく大盛況だった。座組が強力だったというのはむろんあるのだが、それにしてもなぜここまで大入りだったのか分析しきれていない。寺十さんもよくわからないという。ある種の奇跡が起きたらしく、それは内に外にそ…

完売

・昨夜の追加公演は最終的に54人のお客様にお越しいただいた。告知二日間のみでこれは充分な成果だと思う。ご来場いただきました皆様、また急な追加公演にご同意いただいたスタッフ・キャストの皆様、ほんとうにありがとうございました。 ・本日千秋楽は15時…

一夜にして

・追加公演、一夜にしてすでに20人以上のお客様のご予約をいただいており、感謝の念に絶えない。ありがとうございます。というか、やってみるものですな。 ・連日連夜大騒ぎで、ここまでの祝祭気分はひさしぶりだ。どうやらたいへんな芝居を世に放ってしまっ…

追加公演とか

・キャストのみなさんから「もうすでにみんなで100人以上のお客様をお断りしている状況である」と聞かされ、7/31(日)20時に追加公演をおこなうことにした。ご予約はこちらから。半券ご提示いただければ2000円でご覧頂けるリピーター割引もこの回にかぎって…

開幕

・初日の朝、今夜の打ち上げでは記憶をなくすほど飲まないと誓う。 ・おかげさまで売れ行きは好調で、本日は満員札止め、当日券はキャンセル待ちのみという盛況である。ありがとうございます。場内混雑が予想されますので、ご予約済みの方もどうかお早めにご…

なぜブログを更新できなかったか

・「高木さんの作品を寺十さんが演出したら面白いんじゃないか」と言い出したのはテツタさんである。『暗黒地帯』の打ち上げの席だった。tsumazuki no ishiは観ていたし、俳優としての寺十さんにリスペクトもしていたが、自作を演出していただくという発想は…

どうもブログを更新する気にならない

・ツイッターはさんざんやってるのだが、長文書く気分じゃないのだろう。じっさいはいくつか下書き保存してあるエントリがあるのだが、完成にいたっていない。まあ、そのうち。 ・とりあえず、ブログ→長文、facebookのノート→ツイッターよりは長くブログより…

この奇妙な明るさ

・原発事故の状況が一向に改善されず、ネット上ではやれ安全だと言う人びと(安全厨というらしい)と、やれ危険だという人びと(危険厨というらしい)のあいだで罵りあいが盛んである。あれで安全なわけはないし、危険の度合いは時、場所、個々人の場合によ…

愛する生活REMIX

・ゲネを見せてもらった。稽古は二度見学させてもらい、三度目にうかがおうと思っていた日にあの地震である。稽古場では『暗黒地帯』のときの諸々を思い出したりして勉強になった。人から言われてわからないことも、客観的に見るとよくわかるものだ。これか…

てなことを書いておきながらなんだが、

・さっぱり仕事が手につかない。人生初の大地震を経験し、津波の映像を見せられ、原発事故の恐怖をすぐそこに感じながら平生通りの営業感覚は持てないわ。もろい人間だと思う。けどそんな自分だからこそ書けた作品によってここまで来たので、なんというか、…

無題

・被災された方々に心からお見舞い申し上げます。当ユニットに関しましては、高木、平山、加藤、いずれも皆無事です。 ・東京の小劇場界も少なからぬ影響を受けています。われわれは予定していた本チラシの写真撮影を延期いたしました。宣伝美術の詩森さんは…

納骨

・日曜日に納骨した。早いもので明日は月命日になる。 ・霊園にお花と手紙が届けられていて、それは野良時代に世話をしてくださっていたボランティアの方からだった。亡くなった翌日に逝去のご報告をさしあげたところ、「それはうれしいしらせです」とひどく…

夢枕

・近所の野良猫がひどい下痢で、深刻な状態になる前に医者に連れていってやろうとしたが果たせず、一晩待って保護しようと思ったところが、夢枕にこないだ亡くなった猫が立った。ひどく立腹した様子である。猫は口をきかぬので意思の疎通は瞬時であるが大意…

三週間

・前回のエントリを書いてから一週間経ったのが信じられない感じ。ほんと時間が経つのが早い。来週の日曜日に納骨です。 ・よせばいいのにロシア映画の『こねこ』を見る。犬とちがって猫は調教がきかないため、土台こういう劇映画に中心として出すのは無理が…

二週間

・なにが変わったかといえば、 ・よくテレビを点けるようになった ・夜更かしできなくなった ・書けなくなった ・時間が経つのが倍のスピードになった ・そんな感じだろうか。テレビは点けるだけで見てるわけではない。夜はとにかく眠くなる。書くことは見え…

あっという間に十日が過ぎた

・あきらかに前の猫を亡くしたときとはちがう種類の悲しみで、あの日の翌日が延々毎日つづいている感じがする。とにかく時間が経つのが早い。一年どころか十年が瞬時に過ぎていきそうな気がする。 ・できればなにもしないでひと月くらい暮らしてみたいのだが…

そうか、もうおまえはいないのか

・日曜の午後、荼毘に付した。霊園までの車中、ずっと遺体を撫でていたが、もうほとんど骨と皮だった。もともと3.9キロあったのが、最後は1.3キロくらいになっていた。体重が半分になったときが生死の境だそうで、この状態で生きているのはすごいことだと獣…

愛猫が逝く

・本日午前二時半に逝ってしまった。昨秋あたりから調子を崩し、年末から介護状態だったので覚悟はしていたのだが、いざ逝かれてみると放心状態で涙も湧かぬ。いまはただ寝たくない。起きて、あれがいないことの悲しみに耐える自信がない。 ・利発で手のかか…

年始も仕事なわけであるが

・考えてみれば昨年は後厄なのであった。だからあんな年越しだったのである。すげえなあ。とりあえず厄は明けたが、昨日はお不動様でお札をいただいてきた。三年つづけたので、もはや習慣になった。つうかたのしみである。やめられない。お坊さんが法螺貝を…

賀正

・あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 ・けっきょくスカイプ会議は午前四時半まで。こんな年末年始はかつてない。自分は面白かったからいいが、ほかのスタッフがどう思ってるかはわからぬ。そんな思いをして作っている作品の…