日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

2010-01-01から1年間の記事一覧

良いお年を

・ここまで大晦日らしくない大晦日も久しぶりだ。19時からのスカイプ会議に向けて絶賛執筆中。終わらねえ。 ・そんな次第で、今年もお世話になりました。それなりに長文のエントリも用意してるのですが、下書きフォルダの肥やしに。来年はもうすこし更新の努…

たまには

・またしても一ヶ月以上空いてしまった。書くことはあるようでなく、ないようである。あるんだから書けばいいのだが、なぜか吐き出す気になれない。 ・井土さんとの対話は毎度のことながら反省多々で、井土さんがきわめて論理的な方なのに対して自分があくま…

一揆、本日から

・『映画一揆 井土紀州2010』が本日からユーロスペースにて開催されます。これ書いてるのが21時すぎですが、初日の『百年の絶唱』、大入り満員につき急遽二回上映が決定したとか。あれの初公開もユーロでしたが(場所は変わったけれど)、やはり大入り満員で…

放置! 放置! 放置!

・なにも書く気にならない。多忙もそうだが、脚本仕事が重なると「それだけ」にならざるを得ない。 ・芝居も映画もいろいろ見ているが、そちらに関してはツイッターの方をごらんください。劇団関係のことは情報ブログをご参照のこと。『視点』のことやらなに…

忙しいなか芝居を観た

・仕事がたいへんなことになっているが、どうしても観たくて二本の芝居を観た。 ・一本はTheatre Polyphonicの『悪魔の絵本』である。これが旗揚げ公演だが、台本は谷君の書き下ろしだし、良い役者はそろってるし、主宰の石丸さんの企画、演出の力量は相当な…

『視点』終了

・ご来場いただきましたすべてのお客様に感謝いたします。ありがとうございました。 ・とにかく楽しい一週間、いや、一ヶ月だった。優秀な役者との仕事は楽しい。はじめて出会う人々との仕事は楽しい。はじめて出会うお客様との交流は楽しい。得難い機会を与…

五日目、そして最終日

・昨日ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。 ・時間がなくて短めです。本日最終日は予約満員札止め状態です。キャンセル待ちにて、若干の当日券が出ます。お待ちいたしております。

四日目

・実はいちばん緊張した日だった。自分の唯一にして無二のゲイの友人がソワレに来場することになっていたからである。見ていてそんなに愉快ではない自作ではあるが、今回は特にそうだし、扱っている題材が題材である。本番中はアユム君から命じられてカメラ…

三日目

・初のマチソワ公演だったが、あっという間に終わってしまった。一日が早い。MUもミナモザも演出が粘りに粘っており、われらは「余裕」っぽく見えるらしいのだが、決してそんなわけではなく、自分の作風では細かく所作をつけても仕方ないからである。画像は…

二日目が終わる

・会期中唯一にして最後の夕方小屋入り日である。ここぞとばかりに整骨院に行き、薬局に行き、仏花や供物を買い、わずかに仕事して(もうしわけない、各方面)、劇場へ。自分は小屋入りしたら最低限しかダメを出さぬ主義なので、必要なことだけ伝えて本番を…

そして初日の幕が開く

・人の仕込みの現場を体験するのははじめてである。しかも一日仕込みは久しぶり。アユム君の働きぶりを見ていると、ふだん自分がいかに楽をしているかがわかる。というか初演出のときにはじめて舞監と制作に入ってもらい、「これなら俺にも出来る」と実感し…

いつの間にか小屋入りではないか

・第二回合同稽古もつつがなく終了、ついにMUの「無い光」が全貌を現す。これが予想通りの良作で、近年のアユム君の作品のなかでも出色と言って良い。宮嶋さんもいままで見たMUのなかで断トツで面白かったですと言っていた。MUのファンの方はお見逃しのない…

誰もが宮川珈琲と語りたがっていた

・気がつけば合同稽古から一週間である。関係者が皆ブログやツイッターで言及するなか、俺と平山だけスルーかよ的展開になってるので、ここはなんとしても触れておかねば。 ・とはいえ他団体の作品内容を勝手に言及してネタバレになってもいけないので、あま…

そういえば台本を書き終わったのである

・けっきょくオリジナルの『クィアK』は微塵も残っておらず、完全なる新作となった。テーマも変わっており、感覚的に同性愛が理解できない方とはおそろしく遠い作品になった気がする。じゃあおまえは理解できてんのかって話だが、これに関しては、基本自分…

そして稽古が始まったわけだが

・台本は完成していないという有り様。三人揃えて、進捗したところまでやってもらったのだが、想像以上にカオスであった。細かく止めて細かく芝居つけて行こうと考える俺。ああ、まるで演出家みたいじゃないか。しかし毎度のことながら、ほんとに毎度のこと…

ヒマがない

・某案件がいったんペンディングになったので、某案件と『クィアK』に集中できることに。けど時間は足りない。なのでこれしか更新しない。

悪は滅びる

・そう実感することが昨日だけで数件あり、真人間として生きようと思った自分であった。したがって怒りは収まり、落ち着いて仕事をしている。ただ捗っていないだけである。

多忙と激怒

・某案件と某案件と『クィアK』の執筆で死ぬ思いである。前二件には待ってもらっている。『クィアK』は滞っている。要するになにも進んでいない。頭痛はする、腹は壊す、肩は凝る。すべてストレスが原因で、心身ともにヤワである。 ・そんな状況でありなが…

そして八月になり

・G-upの『猿』で山ノ井君の坊主頭を見たり、リッチの『新宿黄金狂詩曲』で菊地さんの金髪を見たりしてました。『青くて赤くて三角で、東のほうにある』は土曜日に観に行きました。稽古場にも二回ほどお邪魔したのですが、なにせ子供ばっかり出てる芝居であ…

クィアK

・『クィアK』は昔書いてお蔵にした戯曲のタイトルである。元の台本に日付を書き込んでないので、どれだけ前に書いたか不明だが、キャストに磯貝、平山、川口、高橋を想定して書いたので相当前、2000年代前半であるのはまちがいない。わからない方のために…

一枚の写真

男だらけの芝居、女だらけの芝居

・九月の『視点』でご一緒する今里真くんと宮嶋美子さんがそれぞれ客演する芝居を観る。奇しくも同時期、奇しくも男しか出ない芝居と女しか出ない芝居であった。 ・パラドックス定数の『元気で行こう絶望するな、では失敬』は、男優二十人が奏でる青春群像劇…

社会復帰への道

・打ち合わせなどにぼちぼち出席しはじめる。読むべき本、見るべき映画、行かなきゃならない芝居が多すぎ。とりあえず明日は三鷹でパラドックス定数です。 ・白石晃士の『パラノーマル・フェノミナン』と『グロテスク』を見る。『パラノーマル』は白石みずか…

公演終了

・最終日、昼の回のゲストは水牛健太郎さんと北嶋孝さん。水牛さんが殺人というものを社会学的、文明論的な視野でとらえられたり、小劇場でそうしたモチーフをとりあげるカンパニーが相次いでいることの興味深さを指摘されたりする一方で、北嶋さんは高木の…

告知

鵺的(ぬえてき)第二回公演 『不滅』 2010年6月23日(水)〜27日(日) 下北沢「劇」小劇場 〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-6-6 03-3466-0020作・演出=高木 登[キャスト] 荒井靖雄 板倉美穂 菊地未来 実近順次 浜野隆之(下井草演劇研究舎) 平山寛人(…

四日目の飲み会がえらく楽しかった件

・メールのやりとりはちょくちょくしているので、あまり実感はなかったのだが、大森さんと直接顔をあわせるのは実に数年ぶりなのだった。終演後、いずみさん、入江くん、そしてふたりが連れてきてくれた脚本家志望の青年たちとともに飲む。これがえらく楽し…

三日目、飲み会は企画会議と化した

・二日目のことをいろいろ書きたいんだけど、なかなか余裕がないね。ざっと箇条書きに。 ・アユム君のトークは最高だった(特に浜野君の髪型の話)。 ・ミナモザの瀬戸山さんはああ見えて書くものは鬼畜。 ・橋Kさんにご挨拶できてうれしかった。 ・中村さ…

二日目は書くことが多すぎて

・どうしようみたいな。とりあえずもう出かけなきゃならないので、出ます。ご来場いただきました皆様、そしてゲストのアユム君、中村さん、ありがとうございました。自身の不甲斐なさを実感しながらも、とても楽しい時間を過ごすことができました。三日目の…

本日二日目だが

・結果的に昼にゲネをやったのは良かったらしい。「あれで問題点が整理できました」と浜野君も言っていたし、平山も菊地さんも「あってよかった」と言っていた。これからは初日前日ではなく、初日昼におこなうことは固定にしとこうかと。ゲネのゆるさが吹き…

初日じゃないか

・昨日はゲネ。ゲネというのは絶望的な気分になるもので、本番観てやっと落ち着くのが毎度ゆえ、今日はもういきなり本番でよかろうと言ったところ、役者の方からぜひもういちどやらせてほしいとの要請があり、急遽本番前に二度目のゲネを組むことになった。…