・昨日はゲネ。ゲネというのは絶望的な気分になるもので、本番観てやっと落ち着くのが毎度ゆえ、今日はもういきなり本番でよかろうと言ったところ、役者の方からぜひもういちどやらせてほしいとの要請があり、急遽本番前に二度目のゲネを組むことになった。ゲネ二回は初の経験である。熱くなってる人たちには応えなければならぬ。
・実近君は誰よりも早く小屋に来て、誰よりも遅く帰って行くのだが、きのうはいったん帰った後、「すこし稽古させてくれ」といきなり劇場に戻ってきて可笑しかった。彼はとにかく稽古をやりたがり（にしすがもに入ってからオフを入れたら不満を言った）、あれこれ自由に試したがる。菊地さんもそういうタイプである。他のキャストも反応が上手い人たちばかりなので、そういう意味ではやりやすい現場だったのではないかと思う。だからノってんのかな。
・そして初日の幕が開く。芝居もそうだが、寺十さんと何を話そうか、そればかり考えている。どうなることか、御来場お待ちしてます。
