日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

二日目が終わる

・会期中唯一にして最後の夕方小屋入り日である。ここぞとばかりに整骨院に行き、薬局に行き、仏花や供物を買い、わずかに仕事して(もうしわけない、各方面)、劇場へ。自分は小屋入りしたら最低限しかダメを出さぬ主義なので、必要なことだけ伝えて本番を待つ。
・昨日とは客席の反応がまた微妙に異なり、舞台は生ものだとつくづく思う。途中お客様の体調不良によるアクシデントがあったが、アユム君の機転と木村さんの素の反応で場が救われ、以後は難なく公演が執り行われた。自分だったら切り抜けられるかどうか、想像してちょっと青ざめた。あのお客様はその後病院に行かれ、大事ないと診断されたそうなので、どうかご安心ください。
こりっちなど見ると、たいへん好評であったようでうれしい。自分は役者の魅力を最大限に活かすことを目標としてるので、役者が好評だとなおうれしい。口コミで本日以降のお客様が増えてくれるとさらにうれしい。本日は昼夜ともに当日券が出るそうなので、ぶらっとルデコへおいで下さい。お待ちしてます。