日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

自分がブログを持っていたことを忘れていた件

・さっぱり更新する気にならなくてな。気づいたら忘れてたわ。
・書くことがなくはないのだが、もっぱら仕事で書くことがありすぎて、こちらに書く余裕がない。四月新番ふたつと『カップルズ』の台本を書いています。もうひとつ増える可能性あり。ありがたい話ではありますが。
・芝居は隙を見て週二、三本。こないだコットーネの『赤色エレジー』と昴の『るつぼ』を二日つづけて観たんですが、天街さんの演出は天才的としか言いようがないものの、自分がやりたいものはここまで演出が屹立したものではなく、むしろ『るつぼ』の方だと実感しました。人と人がぶつかりあう力、あられもなく言えば「ドラマ」が描きたいのです。そんなわけで芝居のスタイル自体はこの先も保守的でありつづけると思うし、それでいいと思っています。
・画像は『カップルズ』の仮チラシ。本チラシもそろそろ出まわり始めるころです。なんとなく透けて見えると思いますが、まったくロマンチックな話ではありません。むしろ逆です。マンションの高層階で繰り広げられる愛と性をめぐる物語です。なお今回は女優は脱ぎません。以上。