日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

ぬこともども体調を崩す

・気温の変化の激しさゆえか、気圧の変化ゆえか、まずは週頭からぬこが体調を崩し、復調したと思ったら、今度は飼い主が体調を崩した。されど仕事の山。止瀉薬と頭痛薬を交互に服んでいる。なんだか効果が相殺されてるような。
・今日は本チラシ用の撮影を荒井さんたちとおこなってきた。荒井さん、一瞬で「絵」になっていてとても感心。時間もさしてかからず、クオリティの高い写真になっていた。皆様、お疲れさまでした。
西淀川の事件には心底凹まされている。母親と内縁の夫の写真を見れば、彼らが実存レベルの致命的な欠陥を抱えていることは一目瞭然で、こうした「日常的に異常者でない異常者」は選別もできなければ告発するすべもない。ことが起きてから動くしかないとは無力なもので、やはり地域コミュニティというものはある程度機能していなければいかんのだなと、そういうものが苦手な自分も認めざるを得なかった。人間性に対する違和感を感知できるのは周辺の人間だけである。