日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

無気力というかボケというか

・今日行くはずだった芝居があったのだが、完全に忘れて予約をすっぽかしてしまった。もうしわけないことだ。なんだか頭が飛んでしまったのだな。困ったものです。
・仕方ないので、近所のシネコン最終日と知り、『イングロリアス・バスターズ』を滑り込み鑑賞。大当たりでした。正直監督としての腕はいまひとつのタラ公でしたが、ずいぶん上手くなってると感じます。
・昨日は駅前劇場にてブラジル『FUTURE』を鑑賞。偶然がいくつか重なるのですが、それが若干都合よく見えすぎるのが難かと。あと、実は社会派なんだよなとあらためて思った。いっそ初期の今村昌平みたいな世界を目指してはどうだろう。『果てしなき欲望』みたいな。山田さんの「目線の低さ」が自分はとても好きなのです。あそこらへんが、それにいちばん近いような気がする。