日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

仰臥漫録

・ひたすら療養。咳は止まらず、喉の痛みも変わらず。明日また医者に行くことにする。
・『カウボーイ&エイリアン』を見た。地に足の着いたSF映画。非常に満足したが、欲を言えば中盤あたりで一匹くらい生け捕りにして、向こうの弱点を研究してから殴り込みをかける展開の方がよかったんじゃないかということと、ラストは当時のテクノロジーを使った方が痛快だったんじゃないかと思った。あと軍が介入しないことに対する言い訳のようなセリフがあるんだけど、いっそ介入させた方が面白かったんじゃないかと。騎兵隊的に。予算の問題だろうか。こういう「過去」を舞台にしたSFに目がない。スチーム・パンクとかもうたまらん。『宇宙戦争』もウェルズの時代を舞台にやってほしかった。そういう意味で『ジョン・カーター』にはとても期待している。