日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

文章を書くことがつまらない

・楽しくないのです。なので長いこと更新しませんでした。
・遅まきながらご来場ありがとうございました。俳優たちに助けられて、非常に充実した公演に出来たと思っています。これで血族の問題にケリをつけられたとは思っておらず、いずれまたチャレンジすることになるでしょう。今回は母の問題を取り上げましたが、自分にはもうひとつ大きな問題として「祖母(=母の養母、戸籍上の自分の母)」がそびえています。どのようなかたちになるかわかりませんが、いつかの機会をご期待ください。
・次回二月公演は予告していた新作は思うところあって凍結し、ある作品の再演をお届けします。また見たいと言ってくださる方が複数おられたこと、初演で不本意なところが多々あったこと、『カップルズ』であきらかになった課題を超克しうる機会であること、『荒野1/7』を経て初演のさらに向こうへ行けそうな気がすること等々を勘案し、再演を決めました。演目や出演者は近日中に発表の予定です。
・あとついでのようですが、こちらもよろしく。鏑木さんとは初手合わせですが、横山P、佐藤Pとの勝手知ったるホームでの仕事です。継続した関係性だからこそ生まれる強度というものは確実にあり、それが理想的なかたちで作品に結実したのではないかと自負しています。
・来年二月の公演以降、脚本家の仕事はあれこれあるのですが、芝居に関してはなんにも決めてません。休むかもしれないし、何かやるかもしれません。運次第です。そんな時期があってもいいように思います。疲れているのです。無理をしてまでやる必要はないというのが哲学というほどでもない自分の哲学です。