日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

下北でハイリンドを観た

・〆切りやら、風邪再発気味やら。なにがなにやら。
・そんななか、「劇」小劇場にてハイリンドの『血のつながり』を観る。初ハイリンド、リジー・ボーデン事件をモチーフにしたカナダの芝居。超満員で、最前列の下手側の片隅に押し込まれるように座る。これで一時間五十分はつらい! と思ったのも最初だけ、体感時間一時間ほど。えっ、もう終わり? みたいな。なんだかすごかったですよ。役者のレベルが高くて。世評に偽りなしって感じ。また観たい。
・客席の年齢層がいい感じに大人で、こういう本格的な演劇をもとめる層はやはりまだまだ潜在しているのだと実感。観ながら、ユニットとしてやりたいこともひとつ思いついた。どこまで行けるかわからんが、いろいろ足掻いてみようと思う。つうか台本書かないとな。ほんとは去年に書き上げてるはず。そうはうまくいきませんでした。というわけで仕事に戻ると。