日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

そしてまた石が

・朝食後と夕食後に尿管を通過して行った。食事がトリガーになってるらしい。現在はとりあえず落ち着いてるが、ちと風邪気味。恒例の忘年会は欠席するつもり。
・AXNで『LOST』第五シーズンの集中再放送がはじまり、ここぞとばかりに楽しんでいる。あれよあれよの三時間。次が最終シーズンとか。まとまるんだろうか。
・朝から池田敏春の『女囚さそり・殺人予告』を見ていた。91年のVシネだが、とても評判の良かったもの。脚本は神波さんと池田さんの共作。いやー、いろいろ問題は山積ながら(たかが女囚一人に「国家権力」が右往左往させられることに説得力なし)、中心アイデアがめちゃくちゃ面白いのと(文字通り「ミイラ取りがミイラになる」話)、ヤマ場ですごいことをやってるので(ほとんどホラー)、チャラです。『さそり』は梶芽衣子以後何本も作られてるが、これが唯一正統な続編であると言っても過言ではないかと。しかしこの「怨み節」はないわ。なんですか、この安っぽいアレンジは。さすがに凹んだ。
・『クォンタム・ファミリーズ』を読みはじめる。冒頭、A(朝日)、S(産経)、J(J-CAST)、各社記事の個性が見事に書き分けられていて、素朴に感心。