日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

書けぬ

・DVDブックレット用の原稿、〆切り延ばしてもらって格闘中。わずか1000字なのだが、なぜか書けない。まだ書けないこと多々だからってのもあるが、現在インプットモードでアウトプットの心境じゃないのが大きい。本が読みたい。
・『天才 勝新太郎』、面白かったです。『影武者』に関しても、『座頭市』での現場事故に関しても、比較的あっさりとした記述。著者の主眼はあくまでも資料と関係者へのインタビューによる勝新太郎の評伝構築にあり、ゴシップ的興味はほとんどないらしい。この構成(『影武者』の撮影に向かう勝の前途の不穏さを暗示する「序」からはじまる)は、編集者の意見によるものと見た。ともあれ必読。演出家・勝新太郎の実像からは多くの示唆を得ることができる。
・次回公演の仮仮チラシ完成、到着。詩森さん、お疲れさまでした。二月頭から各所に出回ります。あと、ぼけっとしてて書いてなかったけど、今回のMUのチラシにも、自分の劇評が引用掲載されています。2/3から。今回はA、Bヴァージョンを拝見するつもり。