日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人

・小劇場で直球のコスチュームプレイをかけようという無謀な志の高さにまず拍手である。さらに今日あのような台詞を書き、それを託すに足る俳優たちを集め得た手腕に拍手。休憩十分を含めた二時間二十分、自分はこの芝居そのものについて考え、あるいはまたこの公演自体を俯瞰するように考え、引いては文化論的なことまで考えさせられた。要は満足である。無理して観に行ってよかった。
・昨日のリスト、スパイク・リーも入ってないし、デビッド・リーンも入ってないし、ラース・フォン・トリアーも入ってないし、アジア系も入ってないし、「突破口!」も「ブラック・サンデー」も「ポイント・ブランク」も入ってないしで、きっと今日なら50本行ったはずである。だから一本なんて(ry