日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

今日もいい天気

・けれど〆切りで夕方コンビニにしか行けなかった現実。因果な商売だと思う。先週今週と芝居にも行けず、いくつか不義理をしてしまった。みなさん、すいません。この穴埋めは、いつかかならず。
・ここ何週間かなんにも見る気にならなくて、HDDレコーダーも放置したままだったのを、久々にスイッチを入れてみた。予約も入れてないから、たいして荒れてもいないのだが、いくつかつまみ食いのように映画を見て、すぐに消す。集中力がつづかない。大きな本屋に入っても、なんにも興味が持てない。鬱陶しいので、うちにある本もDVDもぜんぶ売ってしまいたい。身軽になりたい。そうすりゃすこしは楽になるんじゃないか。
・そう言いながら山本文緒の「再婚生活」を読んでせつなくなる。山本さんはたぶん表現することで救われている。それはきっと自分もそうだ。他人事ではない。