日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

戦慄の武田浩介落語会

・@新宿ゴールデン街劇場。道すがら、あたかも待ち合わせたかのごとく実近君とバッタリ。ともに劇場へ赴く。受付にはふつうに浩介俊彦さんが。会場はほぼ満席。浩介の創作落語は芯が暗く現代性が強いので「落語」と思って聴くととまどう人も多いんじゃなかろうか。自分は好きである。実近君が「落語って言うより、一人芝居に近いですね」と言ってたがその通りだと思う。仕事が詰まってるので、打ち上げは遠慮して帰宅。本日の殊勲賞は、落語会の最中にブースから顔を出して「予約の都合がありますので、本日打ち上げに参加される方、手を挙げていただけますか?」と声をかけた俊彦さんであった。ああいう光景を見たのは生まれてはじめてである。実近君は「これが演出だったらすごいですね」と感心していた。
・風呂場のカビについて、女子数名より「熱い湯をかけてから冷水をかけるのが良い」とご教示いただいた。こういう話題で女には勝てぬ。深謝。