日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

民家演劇


風琴工房おるがん選集」@ギャラリー日月のプレビュー公演を拝見して参りました。観客は自分と世田谷PTのYHGさんだけという、はなはだ贅沢な時間と空間を堪能させていただきました。
横光利一の「春は馬車に乗って」と鷺沢萠の「痩せた背中」を詩森さんが脚色した二本立てですが、どちらも台本が良いのはもちろんのこと(せつない)、その場所ならではの仕掛けが楽しく、効果的で、ところどころ声を上げて笑いました。
・それにしても民家の一室ですからね。いや、ギャラリーなんですけどね、ほんと民家なんですわ。道に迷って詩森さんに案内していただいたのですが、入るときに「えっ、ここですか?」と口に出してしまったほど民家。あれはぜひ多くの方に体感していただきたいです。
・終演後に皆さんと舞台で使用したあるものをごちそうになり歓談。たいへん美味でした。なにを食べたかはギャラリー日月にてご確認ください。明日21日(土)〜29日(日)まで。ごちそうさまでした。
・真面目に演劇に携わってる方々と交流すると熱が伝染します。次回次次回に向けて意気があがってきました。とりあえず台本、頑張ります。