日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

ひきつづき静養

・つうか自宅作業。だいぶ落ち着きはした。
・昨日今日とニコ生で『デュラ』の一挙放送があり、ついつい見てしまう。手前味噌だが面白い。そんなやりとりをFacebookで大森さんともする。あれは恵まれた現場、幸運な企画だった。
・カーペンター師父の『ザ・ウォード 監禁病棟』をついに見る。そう来たか。この作品を語る文脈で頻繁に某作の名前が上がっていた理由がよくわかった。人外の武闘派ぶりに大拍手。自分の好きなホラーはまさにこういうもので、クライマックスは活劇にならなければダメである。Jホラーは「怖くなくなる」という理由で活劇的要素が封じられてしまうのが不満だった。いつか日本でもこんな作品が作れる日が来るだろうか。実写への情熱は年々希薄になるばかりだ。