日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

倒れる

・ここしばらく床につくたびに動悸がひどく、ろくに眠れない状態がつづいていたのだが、ついにおととい打ち合わせに行く前に町中で倒れ、救急車で運ばれる事態になってしまった。吃驚である。単なるストレス、単なる疲れかと思いきや、検査の結果、左の横隔膜が機能しなくなっており、内蔵が浸出、左肺は正常の半分のサイズしかなく、心臓は圧迫されて右に寄っているという。だから動悸、息切れが起こりやすいのだそうだ。慢性ゆえすぐにどうこうなる事態ではないそうだが、またおなじようなことは起こるかもしれないとのこと。困ったもんである。とにかく仕事先にはご迷惑をおかけしてしまった。この場を借りてお詫び申し上げます。
・ずっと整骨院に通っているが、断続的に左肩、左腕に痛みが生じており、これはもしやと思って先生にレントゲン写真をお見せしたところ、やはり無関係ではないらしい。身体の状態に加えて原因はおそらくストレスであり、そこらへんどうにか神経系統に変更を加えうる鍼の療法があるそうで、連休明けにもそれをおこなってもらうことにした。倒れるのはともかく周りに迷惑がかかるのはたまらない。近いうちに大きな病院にも行ってこようと思う。
・まあしかしトシなんだなと。清志郎も逝ってしまったし。死が遠くない年齢になってしまった。