日日鵺的(新)

演劇ユニット鵺的と動物自殺倶楽部主宰、脚本家の高木登が年に二、三回綴る日々

2009-01-01から1年間の記事一覧

乱入どころか最初から最後まで登壇していた武田浩介

・「TOKYO図書館日和 〜アレクサンドリアからアカデミーヒルズ六本木ライブラリーまで〜」@ TOKYO CULTURE CULTURE。身内感覚抜きでけっこう面白いイベントだったと思う。素で楽しんだ。 ・ちなみに冨澤さんのプロフィールにある「短大時代にバイトしてた小…

怪作

・tsumazuki no ishi「トランスフォーム、ゴーホーム」@ザ・スズナリ。THE SHAMPOO HATといい、studio saltといい、このところ当たりの芝居が多いが、これも大当たり。 ・とはいえ本作、なにをどう説明してもネタバレになってしまうので、なんにも言えないの…

トークイベント詳細

・上がってましたので、ご紹介しておきます。しかしまあ十分でなにをしゃべりましょうか。冨澤さんは二時間半で、それはそれでたいへんだと思いますが、十分も十分でたいへんそうです。 ・執筆で死にそうです。今日は愚痴しか出ないので、これきりにしときま…

「暗黒地帯」PV

・安藤さんに作っていただきました。全編はいずれDVD化して販売の予定です。まずはご覧くださいませ。

主に告知

・時間堂「small world's end」@王子スタジオ。姐夫妻と観劇。四十代と五十代に休憩込みで四時間の長丁場はつらく、アゴタ・クリストフの「星々を恐れよ」のみ観て退出。あれはいったいどんな稽古をやってるんだろうな。今度浜野君に聞いてみよう。 ・行きつ…

不運というには有名な

・復刊ドットコムのメルマガにこうあった。 (前略) 大ヒット御礼の「藤子・F・不二雄大全集」から待望の新刊『バケルくん』が登場です。本書『バケルくん』は、人気タイトル「ドラえもん」や「オバケのQ太郎」とは一線を画す異色のSF漫画としてファンの…

ファン歴二十六年

・大貫妙子 Pure Acoustic 2009 @ JCB HALL。このシリーズも二十二年つづいたそうで(!)、メンバーの都合により毎年恒例の行事としては最後とのこと。久しぶりにこの世にふたつとない歌声を堪能してきた。 ・十五のときにその音楽に触れて以来、大貫妙子は…

横浜へ行ってきた

・studio salt「あの日僕だけが見られなかった夜光虫について」@相鉄本多劇場。これまた傑作。 ・三十八歳、中学時代の同級生たちとその関係者が海辺の小さなホテルに集められる。集めたのはオーナーである彼らの同級生、だがかつての彼の印象は彼らにはひど…

よしなしごと2

・本日は打ち合わせ。終了後、ライター陣との食事の席で、へそのゴマを引き抜いた話をしたところ、HRBYSさんに大受けした。あれはゴマをオリーブオイル乃至はベビーローションでふやけさせたうえで引き抜くのだが、ふやけるのを待つあいだ、自分が部屋で横臥…

よしなしごと

・昨日の打ち入りの席で「おなか大丈夫ですか!? (姐に)外出しただけでおなか壊すんですよ!」と横山Pから熱心に心配された自分だが、帰宅して見事に腹を壊した。二次会をご遠慮させていただいたのは正解であった。 ・なので本日は午前中に某案件を入稿…

四十一歳の地図

・例の結婚詐欺師に謀殺された男性の話に凹んだ。同い年である。さんざんあちこちで取りあげられているが、彼が書いていたブログの最後のエントリがこれで、記述の内容もさることながら、この菓子の写真にやられた。今年一番痛ましい気分だ。 ・要はヲタであ…

詩才、詩心

・スズナリの下にあった古書ビビビが、店舗を拡大してリニューアルオープンしていた。寄れば必ず散財することになる魔の古本屋だが、きのうもワイルド『アーサー卿の犯罪』(中公文庫)と鮎川信夫『近代詩から現代詩へ』(詩の森文庫)が出ていたので迷わず…

THE SHAMPOO HAT『沼袋十人斬り』を堪能す

・傑作であった。公演中止の期間、どれだけの方が本作を見損なったのかわからないが、最良の時間を失ったみなさんに心から同情する。 ・以前自分はこんな文章を書いたことがあるのだが、おそろしいのは彼らがまだまだ進化していることである。演出はより様式…

困ったニュース二題

・なんという不敬。生まれてこの方、閣僚がかくも不遜な言辞を述べた例を自分は知らない。非常識が狂気の域である。この御仁は「日中韓で共通の歴史教科書を作るのが理想」などという妄言も吐いており、世間知らずもまた狂気の域である。 ・最高裁の判断に隙…

電動夏子安置システム「深情さびつく回転儀」はバカミスだった!

・読んでタイトルのごとし。初見。こういう劇団だったんだなあ。その種の嗜好がある方は必見である。 ・内容が内容につき、ここで触れるわけにはいかないが、展開の複雑さに作り手も不安になったのか、当日パンフ(カラー六ページ!)に書かれた解説を事前に…

七回忌

・本日は先代ぬこの命日である。丸六年目、七回忌とは驚く。わずか一ヶ月半の飼い猫だったが、その間に劇団では『サクリレギア』の公演があり、マチソワのあいだに自宅に帰って看病したりしたのを思い出す。脚本家業では『予言』と『恋風』の真っ最中だった…

藤岡豊君に返礼す

・某公演を経て自分の頭はすっかり悪くなり、当ブログの知的レベルも飛躍的に低下した。ここ二日ばかりのエントリはリハビリのつもりである。常態に復するまでにはなお時間がかかろう。 ・そんななか藤岡豊君が自分への感謝を述べてくれている。返礼とともに…

shelfを観る

・shelf「私たち死んだものが目覚めたら」@アトリエ春風舎。ベンチが一台置かれただけの素舞台に近い美術、イプセンの戯曲は実に地味な内容であるにもかかわらず、あたかもスペクタクルを見せられたかのような緊張と興奮。俳優の力量と演出の勝利である。堪…

トノバンが亡くなった

・自死だそうである。 ・今年は年頭から亡くなってほしくない方々ばかりが次々と亡くなり、山田辰夫の訃報を聞いたあたりで追悼にも疲れ、当ブログでも取りあげなくなった。大原麗子も亡くなった。山城新伍も亡くなった。平岡正明も亡くなり、中川昭一の死に…

お肴地獄

・某女優から授かった「お肴」という異名は微妙な程度で浸透している。アイビィーカンパニーの若人たちから記念品をいただいた話はすでに書いた。打ち上げの席で「亜矢さん!」「安藤さん!」という具合に、ひとりずつ呼ばれて受け取ったのだが、なぜか自分…

復帰

・打ち合わせに復帰す。たったの十日ぶりだが、一ヶ月ぶりの現場のような感じ。姐は一月半ぶりくらいだが、五年ぶりのような感じと言っていた。結論としては当面何もしたくないっすわ。するけど。 ・原稿仕事ばかりが積み重なり、けれどなにも書けないありさ…

藤岡豊地獄ふたたび

・あっちのブログにも紹介したが、これには笑った。第二葉は特に爆笑。ようつべの登録タイトルが「てるるななはし」になっているところも良い。 ・なにげにテツタさんがブログをはじめておられました。写真が男前でなかなかです。 ・昨夜で電池が切れ、眠く…

仕事に戻る

・全公演終了。ご来場いただきました皆様、および全関係者の皆様、まことにありがとうございました。 ・打ち上げは盛況にて午前四時まで。朝方、平山、冨澤とともに安藤さんに送っていただいて帰宅。疲れ果てたかと思いきや、さほどではなく、あとは仕事です…

渾名職人の藤倉みのりさん(女優)

・ついに最終日に到達した。全日参加も終了である。昨夜の飲み会にて、その場にいた全員に「ブログでぜったいに大文字で書いておけ」と言われた美代子先生からのお言葉を記しておく。 「人の和を重んじないあなたがここまでつきあってくれてありがとう」 い…

中目フルマラソン四日目

・前回のエントリについて、姐から抗議があった。 「おまえがダメなことなどはじめからわかっている」 そうである。つつしんで訂正させていただく。 ・金曜ソワレ、トシゾーネモトやASKW美也さんはじめ、仕事仲間多数。皆様、お忙しい中ありがとうこざいまし…

天国と地獄

・台風逸れる。おかげでどうなることかと思った木曜二公演は予想よりも盛況に。これもてるるのおかげであろうか。これだけ大量にてるてる坊主を作っておきながら台風到来とはまさに「藤岡豊地獄」と思っていたが、まさかの快晴で一転「藤岡豊天国」である。…

寛人×正純

・無事初日公演が終了いたしました。雨中、お出かけいただいた皆様、ありがとうございました。本日二日目は台風到来ですが、それでも幕は開いております。ご来場、お待ちしてます。ちなみにマチソワ二公演です。 ・ゲネから撮影の安藤さんにつきあっていただ…

午後から雨になるでしょう

・どころではなく台風である。洒落にならんわ。本日お越しの皆様は、どうか足元にお気をつけ下さい。 ・そんなわけでこれからゲネプロです。劇場でお会いいたしましょう。

気づけば明日は初日

・なんだかんだで早いよな、「暗黒」もそうだったけど。スタッフ、俳優陣は本日が小屋入り。みんなお疲れさま。 ・自分は姐から休暇をいただいたので、東京タンバリンの「雨のにおい」を観劇。これは傑作。「個人」と「社会」が少しずつ崩壊していく様が日常…

ゆら@ライブゲート東京

・金巻さんのもうひとつのバンド、ゆらの八年ぶりのワンマンライブ@恵比寿。道すがら、あたかも待ち合わせたかのごとくトシゾーネモトとバッタリ。ともに会場へ向かう。なんだか今週はこんな感じばっかりだな。 ・ほとんどが金巻さんの作編曲だが、もはやす…